行政サービスのノンストップ提供を実現するためには、アクセスポイントの稼働性についてもノンストップ化が要求される。行政関連機関等における行政サービスの受け付け形態に関しては、従前は、受付担当官の対応による「有人受付」が基本であり、このため、受付行政機関の稼働時間に併せた平日昼間帯に限定されるサービス提供時間帯が設定されることが通常であった。しかしながら、前述したように統一個人認証コードが導入され、その制度/運用体制の完備を前提として、各種セキュリティ技術をインプリした官民情報通信ネットワークの構築がなされると、受付行政機関の稼働時間に依存しない無人受付の形態による行政サービスの提供が可能となる。サービスとしての稼働性を担保するためには、アクセスポイント、行政機関の管理するデータベース等、各コンポーネントの稼働性確保と併せて、官民情報通信ネットワークトータルとしての稼働性を担保するシステム化を図る事となる。